その「肥満」
ほうっておいて
大丈夫?
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肥満「症」
“治療対象”の病気です
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最近、こんなお悩みごと
ありませんか?
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健康診断で「高血圧・糖尿病・脂質異常」などを指摘された
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医師からやんわり「体重減らしたほうがいい」と言われた経験あり
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自己流ダイエットに失敗してきた
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最近「肥満症」や「薬」の情報を調べ始めた
「太っているだけ」じゃない。
「治療が必要な状態」
かもしれません
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肥満と肥満症は
なにがちがうの?
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「少し太っているだけ」と思っていませんか? 実は、「肥満」と「肥満症」は医学的に異なります。

肥満症とは、肥満に加えて高血圧・糖尿病・脂質異常症など、健康に悪影響を与える合併症がある状態のこと。

つまり、医師による治療が必要な「疾患」です。

個人による運動や食事だけでは十分に改善しないケースも多く、最近では医療によるアプローチ(薬物治療など)も活用され始めています。

※参考資料 「肥満症診療ガイドライン2022」
「肥満症」は自分のせいじゃ
ありません。
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「意思が弱いから太った」
──そう思い込んでいませんか?
肥満症は、体のメカニズムによる "疾患”です。
肥満症の定義
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下記のの両方を満たすと肥満症の可能性があります。

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BMIが27以上
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以下のAの中のひとつ、もしくは
Bの条件に当てはまる場合
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A 以下の健康障害が1つ以上ある
  • 耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患 (変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)
  • 肥満関連腎臓病
もしくは
B ウエスト周囲長 (臍の高さの腹囲) が、下記に当てはまる
男性
85cm以上
men
女性
90cm以上
men
ご注意

この肥満症チェックは、ご自身の健康状態や肥満のリスクについて理解を深めるためのものです。

最終的な診断は必ず医師が行います。肥満症チェックの結果に関わらず、健康に関するご不安がある場合は、必ず医師の診断に従ってください。

治療ってどうするの?
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生活習慣の改善
habits
食事・運動・睡眠といった生活習慣を見直し、体重や健康状態の改善を目指します。
医師や管理栄養士の指導のもとで、無理なく、継続しやすい方法を提案してもらえます。
薬による治療(必要に応じて)
habits
生活改善だけでは改善が難しい場合や、より積極的な治療が必要なケースでは薬物治療も検討されます。
ただし、薬物療法を検討する場合、「保険診療」「自費診療」の2つの選択肢があります。
外科療法での治療
habits
生活改善や薬での治療でも効果が不十分な高度肥満の場合、「外科的な治療(減量手術)」という選択肢もあります。胃の大きさを小さくするなど、体の仕組みに直接アプローチするため、高い減量効果が期待できると言われています。
限られた専門医療機関でのみ手術を受けることができ、術後の合併症リスクのケアも含め継続的な通院が必要となります。
また、保険適用の要件は限定的であり、自費診療となる場合は100万円以上かかることもあります。
保険診療の場合

医師の診断により「肥満症」と認められた方が対象です。

まずは6か月間、生活習慣改善の指導を受けるのが原則です。

この期間に改善が見られれば薬は使わずに済むこともあります。

薬の処方は、改善が見られなかった場合に限り、医師の判断で行われます。

自費診療の場合

「生活改善にすでに取り組んでいるけれど効果が出ない」 「数値が悪化していて、早めに対策したい」という方には、自費診療という選択肢もあります。

自費診療では、薬による治療の開始時期を医師と相談しながら決めることができます。

保険診療と自費診療の
比較ガイド
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保険診療 自費診療(肥満症) 自費診療(メディカルダイエット)
対象 ・BMI27-35 + 健康障害2つ
・BMI35 + 健康障害1つ
・BMI27-35 + 健康障害2つ
・BMI35 + 健康障害1つ
制限なし
医薬品代
(注射薬の場合)
8,000円 - 13,000円
(薬の種類による)
17,000円~90,000円 50,000円- 150,000円
(サービスによる)
診察代
(1回あたり)
2,000円 - 3,000円 2,000円 - 3,000円 2,000円 - 4,000円
治療の流れ 投薬治療の前に6ヶ月の食事・運動指導が必要 すぐに投薬治療を開始可能 すぐに投薬治療を開始可能
メリット 自己負担少なく治療を受けられる
  • すぐに治療開始できる
  • オンライン診療なのでアクセスが容易
薬の種類に違いあり
デメリット
  • すぐに治療を開始できない
  • 対面診療なので通院が手間
  • 近くに医療機関がない場合は治療開始が難しい
保険よりは自己負担が大きい
  • 高額
  • 肥満症の適応ではない糖尿病治療薬が使われることもある
肥満症の治療薬としては、
以下の3つがあります
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下記治療薬は、厚生労働省が定めた適応疾患に基づき、肥満症の診断を受けた方が医師の管理のもとで使用できる薬剤です。

医学的に肥満症の改善を目的とし、エビデンスに基づいた治療が行われます。

肥満症治療薬
薬剤名 剤型 対象患者 副作用 用法・用量 金額目安(自費診療)
サノレックス
(マジンドール)
錠剤 BMIが35以上の高度肥満症
食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患などが現れることがある
1日1回1錠、昼食前に服用 10錠
4,000円〜15,400円
ゼップバウンド
(チルゼパチド)
皮下注射(週1回) 肥満症
└BMI27+合併症2種以上
または
└BMI35以上BMI35以上
主な副作用:頭痛 、 嘔吐 、 腹痛 、 食欲減退 、 悪心 、 下痢 、 便秘 、 消化不良 、 おくび 、 腹部膨満 、 胃腸炎
重大な副作用:急性膵炎 、 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛 、 低血糖 、 脱力感 、 倦怠感 、 高度空腹感 、 冷汗 、 顔面蒼白 、 動悸 、 振戦 、 めまい 、 嘔気 、 視覚異常 、 低血糖症状 、 重篤な低血糖症状 、 意識消失 、 膵炎 、 胆嚢炎 、 胆管炎 、 胆汁うっ滞性黄疸
週1回0.25mgから開始 → 15 mgまで増量可能 1回
30,000円~80,000円
ウゴービ
(セマグルチド)
皮下注射(週1回) 肥満症
└BMI27+合併症2種以上
または
└BMI35以上
週1回0.25mgから開始 → 2.4 mgまで増量可能 1回
30,000〜50,000円
メディカルダイエットでは
糖尿病治療薬が使われている
こともあります
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最近では「リベルサス」や「オゼンピック」「マンジャロ」などがメディカルダイエット目的で使われることが増えています。 これらの薬剤は本来、2型糖尿病治療薬として承認されたものであり、「肥満症治療薬」としての使用は未承認です。治療目的のダイエットをご検討の場合は必ず、医療機関へのご相談をお願いします。

2型糖尿病治療薬
薬剤名 剤型 副作用 用法・用量 金額目安(自費診療)
リベルサス
(セマグルチド)
錠剤
主な副作用:頭痛 、 嘔吐 、 腹痛 、 食欲減退 、 悪心 、 下痢 、 便秘 、 消化不良 、 おくび 、 腹部膨満 、 胃腸炎 重大な副作用:急性膵炎 、 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛 、 低血糖 、 脱力感 、 倦怠感 、 高度空腹感 、 冷汗 、 顔面蒼白 、 動悸 、 振戦 、 めまい 、 嘔気 、 視覚異常 、 低血糖症状 、 重篤な低血糖症状 、 意識消失 、 膵炎 、 胆嚢炎 、 胆管炎 、 胆汁うっ滞性黄疸
1日1回7mgを維持用量とし経口投与 30錠
7,000円〜37,000円前後
マンジャロ
(チルゼパチド)
皮下注射(週1回) 週1回0.25mgから開始 → 15 mgまで増量可能 1本
30,000円~90,000円
オゼンピック
(セマグルチド)
皮下注射(週1回) 週1回0.5mgが維持容量→1 mgまで増量可能 1本
24,000円〜35,000円

※薬剤は医師の判断で処方されるものであり、すべての方が使用できるわけではありません。

「肥満症」を
ほうっておくと・・?
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肥満症を放置すると、以下のような深刻なリスクを招く可能性があります。
  • 脳卒中や心筋梗塞などの血管障害
  • 糖尿病の進行による失明や腎不全
  • 睡眠時無呼吸症候群や関節の障害
  • 寿命の短縮や生活の質の低下
「今は大丈夫」ではなく、
今だからこそ
予防と治療が大切です。
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今なら、まだ間に合います
あなたの健康は、
あなた一人のものではありません。
大切な人と過ごす時間のために、
自分の体と向き合う一歩を。
保険診療を希望の方
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自費診療を希望の方
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よくある質問
Q 保険診療と自費診療、どちらが自分に合っていますか?
A 保険診療では、まず生活習慣の見直し指導を6か月間受けることが基本です。
この期間で食事や運動などの改善に取り組み、数値や体調に改善が見られれば、薬を使わずに健康を維持することも可能です。「まずは生活習慣を見直してみたい」「保険を使って段階的に治療を進めたい」という方に適しています。
一方で、すでに生活改善に取り組んできたにもかかわらず、思うような効果が得られていない方や、今すぐ薬による治療を始めたいと考えている方には自費診療も選択肢となります。医師と相談しながら、スピーディに治療を始めることができるというメリットがあります。今のご自身の状況に置き換えてお選びください。
Q 肥満症は治りますか?
A 肥満症は、医師の指導や薬の力を借りて、健康リスクを下げることが可能です。根本から「生活を立て直す」ことが目的の治療です。
Q 肥満症の薬って安全ですか?
A 肥満症治療薬は臨床試験を実施し、安全性及び有効性の確認を経て国から承認されています。副作用が出る場合もあるため、医師と相談しながら使います。
Q 途中で薬をやめても大丈夫?
A 医師と相談のうえで中止することは可能ですが、自己判断での中断はおすすめしません。
肥満症治療は、体の状態や数値の変化を見ながら進めていくものです。
途中でやめたいと感じたときは、まず医師に相談してください。副作用やライフスタイルの変化など、理由に合わせた対応ができます。
自己判断で中止すると、体重のリバウンドや症状の悪化につながる場合もありますので、専門家のサポートを受けながら進めていきましょう。
Q 市販のお薬で代用できますか?
A 肥満症の治療薬は、医師の処方が必要な“医療用医薬品”です。市販薬では代用できません。
肥満症は、医学的に治療が必要な「疾患」です。
そのため、使用する薬も専門的な判断に基づいた処方薬となり、市販のダイエットサプリや漢方薬などでは代替できない効果や安全管理が求められます。
「自己判断でなんとかしよう」とせず、医師の診療を受けて、安全に治療を進めることが大切です。
Q 薬を使うのは抵抗があります…
A ご不安は自然なことです。まずは医師と相談し、無理なく始められる治療方法を一緒に探していきましょう。薬を使うかどうかも含めて選べます。
Q 保険診療について教えてください
A 公的医療保険制度(健康保険、国民健康保険など)が適用される診療です。国が定めた診療報酬に基づき、患者さんは一部の費用を負担します。
費用負担
原則3割負担(70歳以上は1~2割、未就学児は2割など、年齢や所得によって異なる場合があります)。残りは公的医療保険から支払われます。
治療内容
厚生労働省が「有効性・安全性があると認め、保険適用として定めた」検査、治療、薬剤、医療材料に限定されます。これにより、どの医療機関でも一定水準の医療が受けられるようになっています。
費用設定
国が定めた診療報酬点数に基づき、全国一律で費用が設定されています。そのため、同じ治療であればどの医療機関でも費用は変わりません。
メリット
  • 経済的負担が少ない:高額な医療費がかかる場合でも、自己負担は一部で済み、高額療養費制度などの適用も受けられます。
  • 標準的な医療が受けられる:全国どの医療機関でも一定水準の治療が受けられ、治療の質が担保されています。
  • 安心感:医療費の心配が少なく、気軽に医療機関を受診できます。
デメリット
  • 治療内容に制限がある:保険適用外の最新の治療法や、より質の高い材料(例:歯の治療におけるセラミックなど)は選択できません。
  • 予約が取りにくい場合がある:患者数が多いため、人気の医療機関では予約が取りにくかったり、待ち時間が長くなることがあります。
Q 自費診療(自由診療)について教えてください
A 公的医療保険制度が適用されない診療です。医療機関が独自に費用を設定し、患者さんは全額を自己負担します。
費用負担
全額(10割)自己負担です。
治療内容
保険適用外の最新の治療法、未承認の薬剤、高品質な医療材料、美容目的の治療など、治療内容に制限がありません。患者さんのニーズや医師の判断に基づいて、幅広い選択肢から治療方針を決定できます。
費用設定
医療機関が自由に費用を設定できます。そのため、同じ治療内容でも医療機関によって費用が大きく異なることがあります。事前の確認が重要です。
メリット
  • 治療の選択肢が広がる:最新の治療法や、より高品質な材料、先進技術など、保険診療では選択できない治療を受けることができます。
  • 治療内容の柔軟性:患者さんの要望やライフスタイルに合わせて、治療時間、回数、方法などを柔軟に設定できる場合があります。
  • 審美性や機能性の追求:歯の治療におけるセラミックや、美容医療など、審美的な改善や機能の向上を重視した治療が可能です。
デメリット
  • 費用が高額になる:全額自己負担となるため、費用が非常に高額になる傾向があります。予算を考慮して選択する必要があります。
  • 費用が不透明な場合がある:医療機関によって費用設定が異なるため、事前にしっかり確認しないと、思わぬ高額な請求になる可能性があります。
  • 医療費控除の対象外となる治療がある:美容目的の治療など、医療費控除の対象とならない場合があります。
  • 医薬品副作用救済制度の対象とならないことがある:国が承認した医薬品を適正に使用したにもかかわらず入院が必要なほどの副作用が生じた場合、国がその治療費を補償する「医薬品副作用救済制度」がありますが、自費診療においては未承認・保険適用外の医薬品を用いた治療となることも多く、多くの場合医薬品副作用救済制度の対象になりません。
「肥満症診療ガイドライン2022」を参考に作成